痛みの少ない矯正

 「矯正はやっぱり痛いですか?」
「治療中は柔らかいものしか食べられませんか?」

といった声を、多くの方から聞くことがあります。個人差もありますが治療後3日程度歯が浮いたような違和感、あるいは歯ごたえのある物を咬むと痛い等の不快感が出るケースがあります。
かつての矯正治療は痛みが強く、装置の調整後は2、3日は痛みを我慢する必要がありました。
矯正治療中に感じる痛みは、大きく分けると2パターンあります。

1.歯が動くときの痛み
2.装置が頬にあたる痛み

矯正治療では、矯正用のワイヤーなどによって歯根膜(しこんまく)に圧力をかけて、歯を動かしますが、その際、歯が締め付けられるような痛みが生じます。これは歯を支えている歯根膜(しこんまく)にかかる圧力によるものです。
矯正用のワイヤーで歯に穏やかな力を与えゆっくり動かすことが理想ですが、この加減を十分理解している医師の治療は、強い痛みを伴いません。

また、矯正治療は、歯を溶かしながら新しい骨を作って、歯を移動させていかなければなりません。
骨(歯槽骨)を溶かす細胞を「破骨細胞」、骨を作る細胞を「造骨細胞」といい、矯正装置によって力をかけることで、この2つの細胞がそれぞれの働きを繰り返し、歯は動いていきます。しかし、強い力をかけた方が良いとは限りません。
強い力をかければかけるほど歯が動きやすいように思うかもしれませんが、力をかけ過ぎると細胞への血液の供給が十分にされず、細胞の働きを悪くしてしまい ます。そうなると、根っこの部分の移動が追い付かず、歯の頭だけが圧力によって動いてしまうため、見た目はきれいに並んだように見えても歯が「ハの字」に 曲がっている状態になってしまいます。
矯正治療は歯を平行に移動させなければなりません。食べ物を噛む時に本来なら垂直に力がかかるものが、斜めに倒されるように歯に負荷がかかってしまうと、将来的に様々な悪影響が出てしまいます。例えば、歯周病にかかりやすくなったりします。
強い力をかければ短い期間で歯並びが整ったかのように見えますが、長い目で見れば決して良い治療とはいえません。

「インビザライン・システム」という選択のご提案

インビザラインは、患者様一人ひとりの歯に合わせて作製される「インビザライン・アライナー」を装着することで段階的に動かし矯正を行います。
当院では痛みが少なく、歯が動きやすいインビザライン・システムを使用しているため、安心して治療することができます。
『痛みが少なく、治療期間が短い』と話題の最新の矯正治療システムです。

松戸やぎり歯科・矯正歯科では患者さまの痛みを減らすため、「矯正器具」を選択することで患者様それぞれに合った治療を行い、負担を軽減し「痛みの少ない矯正」治療をします。

松戸やぎり歯科・矯正歯科では、歯並びに関する疑問や、矯正治療に関する不安を解決するカウンセリングを無料で行っています。カウンセリングを受診しても、必ず当院で矯正治療をしなければならないということはございません。
無理な勧誘は一切いたしませんので、ご安心ください。

ご興味の方、もっと詳しく話を聞きたいという方は、是非無料カウンセリングもご利用下さい。

痛みの少ない矯正に関するQ&A

Q1
矯正治療中に感じる痛みとは、どのような痛みですか?
A1

歯にしみるような痛みではなく、鈍痛です。
装置を装着した際に痛みを感じる方がおられますが、ほとんどの方がすぐに慣れます。
また、不安という方には痛みどめを処方いたしますので、ご安心ください。

Q2
子供でも耐えられますか?
A2

お子様の矯正治療は、ブラケットによる矯正治療を行いません。
こどもの矯正治療はほとんど痛みを感じませんのでご安心ください。

Q3
痛みの対処法で特殊なものはありますか?
A3

松戸やぎり歯科・矯正歯科では、痛みが不安という方のために、一般的な手法よりもゆっくりと徐々に力を加えたり、上下別々に時期をズラしたりするなど工夫をしています。